「2度と戻らない場所からリュック1つ分だけしか持ちだせない」と言われたら、あなたは何を持っていきますか?『私のリュックひとつ分』
昔見て凄く面白いなと思ったNHKの『私のリュックひとつ分』
現在再放送と追加で2人が放送されてます。
面白いのはこの部分より、選ぶシーン。
全部のバージョンは載せませんでしたが、youtubeにあります。
公式サイト
今までの出演者は
・矢野顕子さん
・田中要次さん
・夏木マリさん
4月23日にはテリー伊藤さんが放送予定です。
昔から人のバッグの中身を見るのは大好き。
数あるものの中からどうしてこれを選んだんだろう?と凄くわくわくします。
番組の中ではみんな真剣に、でも楽しそうにリュックにつめる物を選んでいます。
絶対に持っていたい思い出。
生きる為に必要な物。
いつも持っているけど実は必要なかった物。
真剣に向き合うと、自然と自分の人生と向き合う事になるんだろうなあ。
この番組を見ていて思い出したのが、入江亜季さんの群青学舎という漫画
今は手元にないのですが、確か4巻だったかな。
息子が大きくなって村から仲間と遠く離れた場所に旅立つのですが、その息子の荷物がもの凄く多い!
その時の息子の言葉が印象的。
「全部必要な気がするんだ。でも全然いらない気もする。なんでだ?」
(うろ覚えだけど、こんな感じ)
結局その沢山の荷物は走る車からボロボロとこぼれていくんですが、それでも息子は笑顔で旅立っていきます。
息子の言葉は、荷造りするときの気持ちを的確に表してる気がしてドキリとしたものです。
話を『私のリュックひとつ分』に戻すと、女の私が見て楽しかった回は矢野顕子さんと夏木マリさん!
女性としてリアルに物を選ぶので見てて参考になりました。
でも一番印象に残ったのは田中要次さんの回。
田中さんの場合リュックの中身は全然共感出来なかったのですが、興味深かったのが悩んでいる時に愛車を手放したという話でのコメント。
「悩んでいるときは、シンプルになろうとするのかもしれない。」
力強い言葉は、いつだってシンプルなのかも。
おわり
ミニマリストに片足突っ込んだきっかけになったアニメを5つ挙げるよ
こんにちは、まめたすです。
物が多い頃からアニメを見て「こんな生活いいなあ」と無意識に憧れていたので、今の生活のきっかけはアニメだったのかな?と最近思います。
そんな訳で、私が「萌え!」と思った部屋達をご紹介します。
エマ 英国恋物語
動画が丸々1話分しかなかったので、音楽のみリンクしました。
シーズン1の1話に出てくるエマの部屋が素敵なんです。
何も無い部屋に、静かに流れる空気。
物が少ないと、一個一個が大事になるよな〜とこれを見ながら感じました。
動画が見つからなかったので、amazonから
なんだこれwwwと思った方すみません。
見た目通り女性向けのアニメです。BLではないです。
どのへんがミニマリストっぽいかというと、シーズン1の1話最初のシーン。
主人公のオルフェ(左)の部屋が本当に何にもないんです。
部屋目当てで見続けてましたが、それ以降出てきませんでした。ちっ。
すごくゆっくり時間がすぎるアニメ。
少しの物で満足して、少しの物で感動してという生活に、物が多い自分の暮らしが恥ずかしくなったものです。
(物が多い全ての人を否定しているわけではありません)
こちらも1話1話ゆったり時間が流れているアニメです。
結構登場人物の持ち物は多いと思うのですが、大事なのって持ち物の多さじゃないのかなーと思うほど、丁寧にシンプルに生きているアニメです。
ちなみに上の動画に主に出てくる女性は主人公ではありません。
でもこの話も大好き。シーズン3に出てきます。
貼付けた動画は音楽で雰囲気が変わっているのですが、主人公の部屋が和風のシンプルな部屋。
和室の家具は高さが低い方が素敵だな〜と思います。
いかかでしたか?
どれもたまに無性に見たくなります。
他にも思い出せばまた紹介しますね。
私がミニマリストになりかけてきた経緯を書くよ
初めまして、まめたすと申します。
気がついたらあれ?私ミニマリストっぽくね?となっていたので、これまでの経緯を書きたいと思います。
というかミニマリストという言葉を最近知ったという遅さ。
10年前は物が沢山ありました。
というか収納が無かったので、収めるスペースがなかった。
賢い人なら収納を買うのでしょうが、私は場所が狭くなるのが嫌だった。
しかし物で場所は埋め尽くされるという意味不明さだったので、じゃあ物を減らそうという明後日な方向の解決策をとりました。
最初はいいんです。
明らかにいらない物だらけだから。
何年も使ってない化粧品とか、携帯を買い替えたときについてくるストラップとか(ストラップってwww懐かしすぎるwww)、一旦減らす気になれば「いらない」とすぐに判断出来ます。
で、半分くらいは減ります。
ここまでは1カ月くらいでいけました。
問題はここから
いるかいらないか微妙な物だけになってくるんです!
いるかいらないか微妙な物というのは
・たまに使う服飾小物類
・コラージュに使ったスタンプ類
・結構高かったお稽古道具(場所とる)
などなど…。頻繁には使用しない、でも手放すには躊躇する物です。
この時点では、人から頂いた物・思い出の物には手をつけてはいません。
あくまで自分で手に入れた物のみです。
良く片付けの本には「人間の行動スパンは1年だから、1年間使わなかったら手放す」とありますが、そう割り切れませんよね。
1つ1つ少なからず自分がお金と時間を使って手にしたものなので、手放すとなるとなると若干の引っかかりを覚えて当然です。
なので、ここからは何年もかけて、少しずつ減らしていきました。
感覚としては定期的に卒業式をする感じです。
例えば、私は丁度その時期あまりに疲れていて、出来もしないのにバイオリンを買いました。(!!)
買う以前に1カ月だけ習ったので、ドレミファソラシドくらいは出来るレベル。
その時の私の思考は、「バイオリンをやりたいけど、中々きっかけがないな。そうだ!買えばやらざるを得ないだろう!」という残念なものでした。
でも使ったのは、本当に数回。ドレミファソラシド弾いて終わりという残念さ。
それなら教室に行けばいいのに、バイオリンを教えてくれる所すら探しませんでした。
バイオリンを買って初めて、「自分はバイオリンを弾く気がないんだ」と知りました。
本当に残念な過去です。
でもそれから数年くらい手放せなかったんですよね。
なんでかなあと考えたら、私が手放せないのはバイオリンじゃなくて
「バイオリンを弾けるかもしれない未来」を手放せないんだ!と気付きました。
それに気付いた後は、セルフ卒業式です。
「確かに持っていれば、いつかきっかけがあってバイオリンを弾けるようになれるかもしれない。でも、バイオリンを弾けるようになりたいという願いは、自分にとって何番目くらいかな?」
「多分…100番目くらい。」
「じゃあ、バイオリンの前に100個の願いがあるんだよね。それ全部叶えるのに10年くらいかかるとしたら、バイオリンは持ち続けておくの?」
「う…」
「ずーっと眠らせておくのかわいそうじゃない?」
「確かに!」
「他の人に有効に使ってもらう方がバイオリンも嬉しいし、まめたすも今やる事に集中出来ていいんじゃない?」
「そうだね、売ります!」
とこんな感じで、少しずつ手放していきました。
実際にはこんな明確な脳内会議をしたわけではないけれど、思考の動きはこんな感じでした。
どうでもいい物なわけではない、けれどもっと大事にしたい事がある。
それによって、何を持つか何を手放すか選んでいきました。
ちなみに、まだ使えそうな物は全部リサイクルショップに持っていきます。
お金にはならないけれど、自分で捨てると確実に埋め立て地行きだけど、リサイクルショップならもしかして第二の物生を歩んでくれるから。
そしてそんな感じで段々減ってきました。
それがここのところ9年くらい。
なんでこんなにかかったかというと、気が緩んで物が多くなる時期があったから。
リバウンドですね。
というのも、物を減らして気付いたのですが、人間が快適に生きるって結構物が必要なんだなーということ。手放して困った事はないのですが、若干心がかさかさしてきてしまってました。日々に潤いがないというか。
なので最低限、自分がリラックス出来るくらいの物は確保した方がいいと思いました。
女性は特に。
で、1年前迄若干気が緩んでいたのですが、高城剛さんの『LIFE PACKING』を読んで結構衝撃を受けました。
それまで緩んでいるとは言え結構持ち物少なかったと思っていたのですが、ここまで自分の価値観を突き詰めている人っているんだ。と自分はまだまだあまちゃんだったんだな〜と反省。
井の中の蛙でした。
それからまた自分の価値観をより見直すようになり、結構ばっさばっさと手放していきました。それでもまだ多いと思います。
そんな頃ミニマリストという言葉を知り、世の中にはこんなに突き詰めてるひとが沢山いるんだなーと嬉しい発見をして、今に至ります。
みんな凄いなと思いつつ、最近ふっと
「あれ?自分も結構片足つっこんでるんじゃない?」
と思うようになってきたので、ブログをはじめました。
お付き合いありがとうございました。
それではまた〜。